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 ◆2023年11月11日(土)  
 
 大津公民館文化祭で、宮沢賢治作「注文の多い料理店」を上演しました。
 




2015年01月29日

頭と心と身体はどう反応するか  「煙が目にしみる」  1月27日

自分とは違う人間になれることに、演じることの面白さがある。
実在の人間であれ、架空の人間であれ、資料や台本などからあれこれと想像し、イメージを膨らませて、その役を演じていく。
このことに加えて、もうひとつの面白さがあることに気づいた(今ごろ気づいたのか、と言われそうですが)。それは、全く想像だにしないような事態に遭遇した時に、人はどのように反応するか、ということを想像することである。頭と心はどう動き、身体はどう反応するか。それこそ驚天動地のような、想定外の、まったく想像だにできないような、驚き、喜び、怒り、悲しみといった状況に遭遇した時に、人間はどうなるか。そして、それをどう演じるか?あれこれとイメージして演じてみることは面白いが、とても難しいことだ。

私の数少ない、舞台、テレビ、映画でみたシーンのなかですぐに思いついたのが、緒方拳さんだった。NHK大河ドラマ「太閤記」の秀吉役で、毛利攻めの最中に信長死去の知らせを耳打ちされたときの、緒方拳さんの表情は強烈だった。思いもしないことが起こった時に、人はあんな目をし、あんな反応をするのかと、テレビに釘付けになったように思う。1965年の放映だから、もう50年も前のことになる。具体的にどうこうは思い出せないのだが、なぜか強烈な印象を受けたことを覚えている。このシーンは、昨年の「軍師官兵衛」で竹中直人さんが、やはりすごい迫力の熱演だった。こうした名前をあげると、香川照之さんや藤原竜也さんの名前もあげておかねば、と思ってしまう。

いろいろとイメージを膨らませて、役作りと演技を楽しみたい。

頭と心と身体はどう反応するか  「煙が目にしみる」  1月27日

森川稔

Posted by タツノオトシゴ at 13:12│Comments(0)
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